総合ビジネス科の特色

科目「課題研究」

 2・3年生が受講する科目「課題研究」について紹介します。
 科目「課題研究」は、総合ビジネス科入学後に修得した商業の4分野の知識や技術を総合的に活用し、生徒自らが設定した研究課題に向けて主体的に取り組む少人数型授業です。授業担当者と受講生徒により研究内容が決定されるため、多種多様な講座が毎年度開講されます。年度末には1年間の研究成果を披露する「課題研究発表会」が催されます。総合ビジネス科の全学年が一堂に会する唯一の機会であり、大切な行事として位置づけられています。

資格取得

 総合ビジネス科では、学びの到達度を測る目的と進路実現の一助とするために検定試験の受験を奨励しています。
 かつては、多くの検定試験が申込から受験まで校内で完結していました。しかしながら、昨今の社会状況から多くの主催団体が受験や申込にコンピュータを用いるなど形態が多様化しています。そのため、年間行事予定に記載されている日程とは異なる日程で受験することもございます。必ず各検定の主催団体のHP等で最新の情報をご確認ください。

地域連携(高校生によるビジネスマナー講座)

 近隣の中学校からお声がけいただき、卒業を控えた中学生に対して『高校生によるビジネスマナー講座』を行っています。総合ビジネス科3年生が、3年間の学習内容や自らの進学試験や就職試験の実体験を基に考えたプログラムをお届けしています。

地域連携(産学連携)

 地元企業との連携教育を進めています。プロジェクトやコンテストの参加を通して、実社会で活躍されている方々から頂戴するアドバイスは生徒にとって大きな刺激になっています。時には、社会の厳しさを味わう場面もあり、日頃の授業からは得ることのできない多くの経験値を獲得しています。

特別授業(総合ビジネス科卒業生による講話)

 進路指導の一環として、社会で活躍している総合ビジネス科卒業生を講師として招き、講演をいただいています。「総合ビジネス科での学びが生かされていること」や「在学中にやっておくべきこと」、「社会に出て感じた厳しさ」など先輩だからこそ伝えられる等身大の話は在校生の意識向上につながっています。

特別授業(消費者教育)

 「成年になると生じる権利や責任」や「新社会人だからこそ巻き込まれやすい契約トラブル」など成年としての当事者意識の醸成を目的として外部講師を招いた特別授業を催しています。
かつては卒業間近の3年生のみを対象として行っていましたが、成年年齢の引き下げに伴い近年では2年生に対しても内容を一部変更して行っています。

特別授業(金融教育)

 社会の中で安定した生活を送るための“金融リテラシー”を養うことを目的とした外部講師による特別授業を催しています。将来のライフプランに必要な“お金”と照らし合わせることで卒業後の進路についてより一層深く考える機会になります。