地域とともに歩むキャリア教育 ― 上期成果報告会開催(総合ビジネス科)

 7月11日(金)、一宮商工会議所との連携事業の成果報告会を開催しました。

 5時間目には、生徒一人ひとりが「自身の未来設計」をテーマにプレゼンテーションを行いました。これまでに起業家の皆様からいただいた講演やワークショップなどの学びを参考にしながら、将来の目標に向けて想定される困難や、それを乗り越えるために身につけるべき力について、自らの言葉で発表しました。

 発表では、具体的な職業や進路を明確に描く生徒も多く、動機や理想の姿に触れながら、自分らしい未来像を語る姿が印象的でした。また、客観性を高めるために外部資料から統計データなどを引用し、説得力のある構成を工夫する生徒も見られました。スライド作成には「Canva」を活用し、個性豊かな表現が光っていました。

 6時間目には、発表をご覧いただいた来賓の皆様方から、生徒一人ひとりに対して個別にフィードバックをいただきました。地域企業の経営層・管理職の方々からの温かくも的確な助言は、生徒たちにとって大きな励みとなり、今後の学びへの意欲につながる貴重な機会となりました。

 なお、下期には一宮商工会議所主催の観光イベント「いちのみやフォトロゲイニング」との連携を予定しています。このイベントは、地図をもとに市内のチェックポイントを巡り、写真を撮って得点を競うチーム型のスポーツで、地域の魅力を再発見しながら楽しめる観光型の取り組みです。

 本校生徒は、このイベントの企画運営に携わる予定であり、地域と連携した実践的な学びをさらに深めていきます。

【活動の様子】

起業家の方々による授業が毎週行われています【№5】(総合ビジネス科)

 総合ビジネス科3年生では、商業科目「課題研究」の授業において、一宮商工会議所との連携授業を実施しています。上半期は毎週、地域で活躍する起業家をお招きし、実践的なワークショップを通じて、キャリア形成やビジネスの視点を学んでいます。

 7月9日(水)は、三星グループ代表取締役社長 岩田真吾 氏をお招きし、「起業家精神」をテーマに特別講演を行いました。

 岩田氏は、「起業することだけが起業家精神ではない」と語り、自ら考え、行動する姿勢の大切さを強調されました。「迷ったら面白そうな方を選ぶ」「ピンチの時こそ笑う」「チャレンジがリーダーシップを育てる」といった言葉からは、前向きに挑戦することの意義が伝わってきました。

 また、業務の効率化を含む課題解決の視点や、仲間と協力して新しい仕組みや考え方を生み出す「共創」の重要性にも触れられました。地域と連携したプロジェクトの紹介を通じて、人とのつながりが広げる可能性についても語られ、生徒たちは協働の力を実感していました。

 さらに、「AIの時代だからこそ、現地に足を運び、リアルな体験をすることが大切」とのお話もあり、テクノロジーが進化する今だからこそ、人間らしい感性や経験の重みを改めて考えるきっかけとなりました。

 岩田氏の実体験に基づく講演は、生徒たちにとって、自分の進路や将来を考える貴重な機会となりました。

【活動の様子】

【三星グループ(HP)】COMPANY | 三星グループ

70周年記念事業

本日、名古屋文理大学文化フォーラムにおいて、愛知県立木曽川高等学校70周年記念事業が行われました。

サンドアート集団「SILT」による記念公演が行われました。

本校ブラスバンド部による演奏も行われました。

起業家の方々による授業が毎週行われています【№4】(総合ビジネス科)

 総合ビジネス科3年生では、商業科目「課題研究」の授業において、一宮商工会議所との連携授業を実施しています。上半期は毎週、地域で活躍する起業家をお招きし、実践的なワークショップを通じて、キャリア形成やビジネスの視点を学んでいます。

 6月6日(金)および6月13日(金)の2日間にわたり、株式会社ユニークル様のご協力のもと、『デザイン思考』をテーマとしたワークショップを開催しました。

 このワークショップでは、生徒たちが「共感」「問題定義」「アイデア創出」「試作」「テスト」の5つのプロセスを体験し、創造的な課題解決力やチームでの協働力を育むことを目的としています。現役学生でもある杉浦CFOによるファシリテーションのもと、生徒たちは自由な発想を尊重しながら、実社会に通じる課題に取り組みました。

 生徒からは、「自分のアイデアが形になって嬉しかった」「仲間と協力して新しい発想が生まれた」といった声が寄せられました。

【活動の様子】

【株式会社ユニークル(紹介ページ)】

ゼミで学んだデザイン思考を次の世代につなぐために僕たちは起業した –  愛知学院大学

プロみたいなチラシが作れる!?Canva講座を開催(総合ビジネス科)

 7月1日(火)、本校総合ビジネス科2年生を対象にデザインツール「Canva」を活用した特別授業を実施しました。

 総合ビジネス科では、これまで一部の講座でのみCanvaを活用してきましたが、より多くの生徒が実践的にデザインに取り組めるよう学科全体を対象とした講座を企画しました。

 講師には、株式会社イルの加藤美里氏をお迎えし、チラシ(ポスター)やプレゼンテーション資料の作成に役立つデザインの基本を学びました。講座では、テンプレートの選び方から情報の整理、視線誘導のテクニック、フォントの使い方まで、実践的な内容が盛り込まれ、生徒たちは楽しみながらスキルを身につけました。

 参加した生徒からは、「自分でもプロっぽいチラシが作れてびっくりした!」といった声が寄せられ、創造力を刺激する有意義な時間となりました。

 そして講座の翌日には、さっそくCanvaを使ってプレゼンテーション資料を作成する生徒の姿が多く見られました。これまでPowerPointが主流だった場面でも、Canvaの使いやすさやデザイン性の高さを活かして、より魅力的な資料づくりに挑戦する様子が印象的でした。

 なお、同講座は7月15日(火)にも、別クラスを対象に同様の内容で実施予定です。

【活動の様子】

【株式会社イル(HP)】https://www.in-iru.com/company

進路講演会

 富山大学の入試担当者様をお招きし、地方の国立大学が果たす役割や、親元を離れた大学生活だからこそ得られる効果などについての説明をいただきました。

 国立大学や県外の大学進学についての理解を深め、進路選択の幅を広げるための機会となりました。

3年進路探究 進路について考える

 令和7年6月4日(水)の6・7時限の総合的な探究の時間において、「進路について考える」をテーマに、進路別外部講話が行われました。

 進路別の特性や研究内容、また心構え等について、大学・専門学校・企業関係者による分野説明および学校説明が行われました。

起業家の方々による授業が毎週行われています【№3】(総合ビジネス科)

総合ビジネス科3年生では、商業科目「課題研究」の授業において、一宮商工会議所との連携授業を実施しています。上半期は毎週、地域で活躍する起業家をお招きし、実践的なワークショップを通じて、キャリア形成やビジネスの視点を学んでいます。

5月21日(水)から6月4日(水)までの期間、前回に引き続き株式会社イル様のご協力のもと、毎時間の授業でキャリアデザインに関する学習を行いました。

生徒たちは、自分の将来の夢や目標を“内的要因(自分でコントロールできること)”と“外的要因(環境や社会の影響)”に分解しながら考えることで、「なぜその夢を持ったのか」「どんなときにやりがいを感じるのか」といった自分自身の動機や価値観に気づくことができました。

このプロセスを通じて、生徒たちは「夢を持つこと」だけでなく、「夢に向かってどう行動するか」「自分にできることは何か」という視点を持つようになりました。

学習の締めくくりには、各グループの代表者が「これからの自分のストーリー」を描くワークを行いました。第2弾で構想した“30歳までのロードマップ”を軸に、「どんな困難が想定されるか」「それをどう乗り越えるか」を具体的に考えることで、より現実的で前向きなキャリアビジョンを描くことができました。

このワークでは、困難を「避けるもの」ではなく「乗り越えるべき成長の機会」として捉える視点が育まれました。

今回の一連のキャリアデザイン学習を通じて、生徒たちは「自分の未来は自分でつくるもの」という意識を高めることができました。社会の変化に柔軟に対応しながらも、自分の内的要因に目を向け、主体的に進路を選択していく力を育んでいます。

【活動の様子】

【株式会社イル(HP)】https://www.in-iru.com/company

Ring中間報告:教科を越えて挑む、未来のビジネス創造(総合ビジネス科)

本校では現在、起業家教育プログラム「高校生Ring」に普通科・総合ビジネス科の2・3年生が参加し、ビジネスアイデアの創出と実践に取り組んでいます。

学校全体では「総合的な探究の時間」を週1時間設けており、生徒たちはそれぞれのテーマに沿って探究活動を行っています。その中でも、総合ビジネス科の2年生は、商業科目『課題研究』と『総合的な探究の時間』を教科横断的に活用し、より実践的な学びに挑戦しています。

5月27日(火)には、商業科目『課題研究』の授業内で中間報告会を実施し、各チームがこれまでに練り上げたビジネスプランを発表しました。今回は株式会社リクルートより現役社員の方をお招きし、発表内容に対して専門的な視点から評価とアドバイスをいただきました

生徒たちは、実社会で活躍するプロフェッショナルからの個別のフィードバックを真剣に受け止め、今後の改善点や新たな視点を得る貴重な機会となりました。

10月には最終発表会(校内代表選考会)が予定されており、選ばれたチームは外部選考の機会に向けてさらにブラッシュアップを重ねていきます。 この選考会に向けて、生徒たちはプレゼンテーション力や課題解決力を一層高めていく予定です。

【活動の様子】

起業家の方々による授業が毎週行われています【№2】(総合ビジネス科)

 総合ビジネス科3年生が商業科目「課題研究」において、1年間を通じた一宮商工会議所との連携授業の一環で毎週、起業家によるワークショップを開催しています。
 ワークショップ第2弾は、株式会社イル(真清田)から山本CEOはじめ3名の社員の方々をお招きしました。4月25日(金)から5月7日(水)までの毎時間、授業に足を運んでいただきました。

 4月25日(金)の小島CFOによる「企業とお金」に関する講演では、『企業は常に数年後を見据えて投資的要素でお金を使っているけど、皆さんはどうですか?』や『お金ってそもそも何?』という投げかけに対して生徒が互いに考えを共有しました。
 『総合ビジネス科で資格取得に励んでいる時間や費用も立派な投資的要素。』や『お金=信用』などが特に印象深かったと受講生徒は振り返っていました。

 翌週からは講演の内容を受け、「自身の30歳までのロードマップ」をスモールステップで考察しながら、“お金”と連動させたプレゼンテーションを作成しました。
 プレゼン資料作成時には、内容や構成だけでなく、魅せ方に関する助言を個別にいただきました。プロフェッショナルからの的確な助言に対し、熱心に耳を傾ける様子が印象的でした。また、発表の際も完成資料やプレゼンの様子に対して社員の皆様方から個別に効果的なアドバイスをいただくことができました。

【活動の様子】

【株式会社イル(HP)】https://www.in-iru.com/company