AI×自己分析(総合ビジネス科)

 総合ビジネス科2年生を対象に、キャリア支援の一環として特別授業を実施しました。

 本授業では、外部講師(Givin’Back株式会社・田中悠介氏ほか)を招聘し、AIを活用した新しい自己分析の手法について学びました。

 本時のねらいは、AIによって進路を決定したり、教員との進路面談を代替したりすることではありません。

 AIを「考えを整理し、自分自身と向き合うための壁打ち相手」として活用することで、生徒が自分の現状や心境を言語化し、その上で教員との進路面談により主体的に臨める状態をつくることを目的としました。

 授業前半では、これまでの経験や不安、関心について振り返りながら、AIとの対話を通して思考を整理する活動に取り組みました。

 後半では、生徒同士による模擬面談を行い、「自分の考えを他者に伝えることの難しさ」や「準備の有無が対話の質に大きく影響すること」を実感する機会を設けました。

 生徒たちは、AIとの対話を通して自分の考えを深めるだけでなく、「何がまだ曖昧なのか」「どこまで言葉にできているのか」を客観的に捉える姿が見られました。

 進路は“決めなければならないもの”ではなく、“段階的に向き合って見えてくるもの”という視点が育まれつつある様子もうかがえました。

 今回の授業は、従来の進路面談を大切にしつつ、その前段階として生徒の思考を整える“時代に即したキャリア支援”の一例となりました。

【授業の様子】

市内専門高等学校等優秀生徒表彰

 令和8年2月10日(火)校長室にて市内専門高等学校等優秀生徒表彰式が執り行われました。

 総合ビジネス科3年生の生徒が、一宮商工会議所 専務理事の判治忠明様から、表彰状と記念品を授与していただきました。

 授与後、彼女を囲んで判治様、校長等が歓談のひと時を持ちました。朗らかで物怖じしない彼女は、将来が楽しみな本校自慢の生徒です。

全国の舞台へ ―『高校生Ring AWARD 2025』出場報告(総合ビジネス科)

 本校総合ビジネス科2年では、商業科目『課題研究』と『総合的な探究の時間』を組み合わせた教科横断的な学びの一環として、起業家教育プログラム「高校生Ring」に取り組んできました。生徒たちは、自身の身近な課題や“困りごと”を出発点に、実社会につながるビジネスアイデアの創出に挑戦しました。

 2月7日(土)、取組の集大成として、同プログラムの最終審査となる「高校生Ring AWARD 2025」に出場しました。AWARDは、株式会社リクルート本社(東京都)を会場に、全国から選出された5チームがプレゼンテーションを行う場です。

 残念ながらグランプリには届きませんでしたが、生徒にとっては、これまでの取組を全国の舞台で発信し、他校の取組と比較・評価される貴重な機会となりました。自分たちの現在地を知るとともに、多くの刺激を受ける経験になったと感じています。

【高校生Ringを通した学び】

 今回の取組では、アイデアの構想からプレゼンテーションの作成に至るまで、試行錯誤を重ねながら進めてきました。

 また、取組の過程では、リクルート社員の方々から多くの助言をいただき、ビジネスアイデアの捉え方や、プレゼンテーションを改善していく際の視点について学ぶことができました。AWARD当日の他校生徒の発表からも、新たな気づきや学びを得る機会となりました。

【総合ビジネス科の一体感】

 出発前には総合ビジネス科2年全体に向けた校内リハーサルを行いました。この際、代表チームの発表に対して、総合ビジネス科2年の生徒全員から手書きのメッセージが寄せられました。言葉を寄せた生徒たちも、同じく「高校生Ring」に挑戦した仲間たちです。特に、セミファイナルまで進んだチームにとっては、複雑な思いもあったことと思います。

 代表生徒たちは、その一通一通に目を通しながら、仲間から託された思いを胸に、最後まで準備に取り組んでいました。学科全体で一つの挑戦を共有し、それぞれの立場から支えようとする空気が後押しとなっていたように感じます。

 なお、AWARD後には、代表生徒が学科全員にお土産を配る姿が見られました。その理由を尋ねると、「学科代表に選んでもらったことからすべてが始まったんで」と話しており、今回の挑戦を個人ではなく、学科全体の成果として捉えていたことが印象に残りました。

【リンク】高校生Ring アントレプレナーシップ・プログラム|株式会社リクルート

【AWARDの様子】

金融消費者教室を開催しました(総合ビジネス科)

1月30日(金)

 卒業を目前に控える総合ビジネス科3年生を対象に、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社より講師を招き『金融消費者教室』を実施しました。5・6時間目の2コマを使い、卒業後すぐに必要となる“契約”と“投資” の基礎とリスク について学びました。

 まず5時間目は、クレジットカードを中心とした契約の仕組みについての学習です。

 18歳になると、クレジットカード契約やスマートフォンの分割購入などを自分の責任で行えるようになります。こうした“成年を迎えることでできるようになること”に加え、名義貸しやカードトラブルなどの“契約に関する危険”についても具体的な事例を通して注意喚起がありました。普段の行動に潜む「契約」の存在と、信用情報の重要性を知り、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

 続く6時間目は、投資をテーマにした授業でした。

 株式をはじめとする投資は18歳から始められる一方、SNSを通じた“絶対に儲かる”などの誘いに代表される投資詐欺に巻き込まれやすい面もあります。授業では、投資の基本的な仕組みと、同時に“投資に関する危険”についても説明いただきました。株価の変動を使った体験的なワークでは、生徒たちも楽しみながら理解を深めていました。

 授業後の生徒の振り返りには、「18歳になると世界が一気に広がることが分かった」「“契約”をもっと慎重に考えないといけないと思った」「絶対儲かると言われたら必ず疑うようにしたい」などの声が並ぶなど、生徒たちは「できることが増える=責任が増える」という視点を実感した様子でした。今回の学びを、4月からの新生活につなげていってほしいと思います。

【授業の様子】

未来を描くヒントを探して ― STATION AIでの学び(総合ビジネス科)

 科目「課題研究」の一部講座において、1年間の学習の総決算としてSTATION AI(名古屋市)を訪問しました。生徒たちは、創造性あふれる空間や起業家との対話を通して、卒業後のキャリアを考える貴重な機会を得ました。

■ 対話型セッションで“挑戦のリアル”を学ぶ

 入居者専用エリア3階のセントラルラウンジにて、2名の方(学生インターン・スタートアップ代表)と対話の時間を設定いただきました。箱いすを囲んだ車座形式によるアットホームな雰囲気の中で、生徒たちは起業家の考えや経験を間近で聞きながら、率直に質問を投げかける時間を過ごしました。

 学生インターンの方は、大学3年次に参加したSTAPS(起業家育成プログラム)が人生を変える大きな転機になったと語り、「熱量と行動力があれば人生は変わる」と強調されました。ご自身も行動を起こしたことで、一般的な大学生活では出会えない多様な人々とつながり、その出会いが自身の価値観を大きく揺さぶったといいます。行動には躊躇や不安もつきものだが、行動が新たな環境と出会いを呼び込み、その環境がまた自分を変えていく循環があることを、生徒たちに真摯に伝えてくださいました。

 続いてスタートアップ代表の方は、STATION AIに入居する理由として、異業種の人が隣り合って働くことで生まれる出会いの価値や、偶発的な会話が協働や事業につながる“混ざり合う空間”の魅力について触れていただきました。また、終盤には現在進行中のビジネスの“いま”についてお話しいただきました。進行中のプロジェクトで模索されている様子を率直に共有してくださり、生徒たちは授業だけでは得られない“働く現場の立体感”に触れる時間となりました。

■ 施設見学

 当日は、通常は入居者しか立ち入ることのできない専用エリアを特別に見学させていただきました。開放的なワークスペース、偶然の会話が生まれるカウンター席、少人数の議論が自然に始まるコラボレーションエリアなど、多様な機能が一体となった空間が広がっていました。

 そして、そうした場をそれぞれが自由に選び取りながら働く姿は、生徒たちに“働き方は一つではない”という気づきを与えました。集中して作業する人、隣り合った他企業のメンバーと自然に意見交換をする人など、働くスタイルが混ざり合い、互いに刺激し合う光景は、STATION AIならではの特徴として強く印象に残りました。

■ 思いがけない出会い

 帰りのエレベーターでは、愛知国際展示場(Aichi Sky Expo)のモルガン・ショドゥレール社長と偶然ご一緒しました。大変気さくに声を掛けてくださり、生徒たちにとって“世界で活躍するトップとの出会い”という忘れがたいひとときとなりました。

■ 今回の学びを、卒業後のキャリアへ

 今回の校外学習では、環境が人を成長させること、行動が新たな出会いと価値を生むこと、挑戦に飛び込むことの意義を実感する時間となりました。今回の貴重な体験を、卒業後の進路選択やキャリア形成の第一歩として生かしていくことを期待しています。

【校外学習の様子】

課題研究発表会を催しました(総合ビジネス科)

 総合ビジネス科では、3年生が1年間取り組んできた科目「課題研究」の成果を下級生へ伝える場として、毎年「課題研究発表会」を実施しています。今年度も全7講座に分かれた探究活動の成果を、各講座の生徒がプレゼンテーション形式で発表しました。

総合ビジネス科の伝統行事

 課題研究発表会は、3年生が1年間取り組んだ探究活動の成果を共有し、学科の学びを次の世代へ受け継ぐための伝統的な行事です。

 1・2年生は、総合ビジネス科で広がる学びの可能性を実感だけでなく、『聞き手を意識した資料作成』『チームで協力して課題に向き合う姿勢』といった、学びに向き合う姿そのものを先輩から学ぶことができました。

■ 3年生代表生徒からのメッセージ

 発表会の最後には、3年生代表生徒から後輩に向けて、総合ビジネス科で学んだ3年間を振り返るメッセージが送られました。

 代表生徒はまず、「総合ビジネス科は、多くの方からの信頼と支えによって成り立っている学科である」と述べ、地域や企業とのつながりへの感謝を語りました。

 続いて「人数が少ないからこそ、一人ひとりの存在感が大きく、それぞれが役割を持てることが強みになる」と、性別やクラスの枠を越えて団結できる小規模学科ならではの魅力を後輩に伝えました。

 そして最後に、『総合ビジネス科は人柄で勝負』という言葉で締めくくりました。

 この言葉は、「規模や環境に左右されず、誠実に・主体的に学ぶ姿勢こそが自分たちの武器である」という総合ビジネス科が大切にしてきた価値そのものです。先輩からの力強いメッセージに後輩はしっかりと耳を傾けていました。

科目「課題研究」

 「ビジネスに関する課題を発見し、科学的根拠に基づいて創造的に解決する力を育成する」ことを目的とした科目です。調査・分析、実践、協働、成果発表を通して学びを深める学習の流れは、PBL(課題解決型学習)で重視されるプロセスと共通性が高く、探究的な学びを実現する科目として位置づけられています。

【発表会の様子】

全国5組に選出!―「高校生Ring」セミファイナル結果報告(総合ビジネス科)

 本校総合ビジネス科2年では、商業科目『課題研究』と『総合的な探究の時間』を組み合わせた教科横断的な学びの一環として、起業家教育プログラム「高校生Ring」に取り組んでいます。生徒たちは、実社会で役立つビジネスアイデアの創出と実践を目指し、チームごとに企画を練り上げてきました。

 2025年度の高校生Ringには全国167校・34,137人が参加しました。その中で、学科代表として選ばれた2チームが書類審査を通過し、全国30チームのみが挑む動画審査へ進出しました。生徒たちは審査に向けて冬休みも返上し、株式会社リクルートの社員の方にメンターとして伴走いただきながら、企画のブラッシュアップを進めてきました。

 セミファイナル(動画審査)では、最終審査へ進む5組が選出されます。

 本校の総合ビジネス科2年の1チームが、この上位5組に入り、ファイナル進出を決めました。

【2チームで挑んだからこその「相互成長」】

 もう1チームも、惜しくも最終審査には届きませんでしたが、最後まで粘り強く企画を深め、資料構成やメッセージの工夫に取り組んできました。2チームは互いの発表を見合い、意見交換や助言を重ねながら、互いが刺激となって切磋琢磨する関係を築いていきました。こうした取り組みの積み重ねが、一方のチームのファイナル進出を支える確かな土台となり、どちらのチームにとっても大きな成長の機会となりました。

【いよいよ最終審査へ】

 最終審査(ファイナル)は、2月7日(土)リクルート本社(東京都)にて開催されます。全国5組が東京会場に集まり、それぞれのビジネスプランを発表します。

 これまで培ってきた力を十分に発揮できるよう、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

【記事リンク】『高校生Ring 2025』ファイナリスト発表!|高校生Ring アントレプレナーシップ・プログラム|株式会社リクルート

海外インターンシップ派遣報告(総合ビジネス科)

 12月25日(木)、ウインクあいちで開催された愛知県商業教育研究発表大会にて、本校総合ビジネス科生徒が海外インターンシップの派遣報告を行いました。

 今回のインターンシップは、8月17日から8月26日までの10日間、マレーシア・クアラルンプールで実施されました。生徒は企業訪問やホテルでの実習、文化体験、学校交流などを通じて、異文化理解や実践的なコミュニケーション力を養いました。

 発表では、文化や習慣の違いに戸惑いながらも、それらを受け入れ、積極的にコミュニケーションを図ることで現地の人々とつながることができたと報告しました。違いは障壁ではなく、互いを理解し合い、協力するきっかけになると実感した様子が印象的でした。今回の経験を通して、生徒は知識を“生きた学び”へと昇華させ、今後の学校生活や進路に活かしていきたいと述べました。

【事業概要】

 本事業は、愛知県教育委員会主催「専門高校生海外インターンシッププロジェクト」の一環です。県立高校の専門課程に在籍する高校2年生を対象に、東南アジア等で企業インターンシップや現地高校生との交流を体験し、異文化理解やグローバルな視野を養うことを目的としています。今年度はPBL(課題解決型学習)の要素も取り入れ、専門高校生8名がマレーシアで9泊10日の研修を行いました。

【研究発表概要(本校生徒)】

 マレーシアでのインターンシップを通じて、現地の文化や価値観に合わせたビジネスの重要性(ローカライゼーション)を学びました。また、ホテルでの実習や交流を通じて語学力の必要性とコミュニケーションの難しさを痛感し、慣れない環境でも積極的に挑戦することで自身の成長を実感したと発表しました。

【活動報告の様子】