起業家の方々による授業が毎週行われています【№3】(総合ビジネス科)

総合ビジネス科3年生では、商業科目「課題研究」の授業において、一宮商工会議所との連携授業を実施しています。上半期は毎週、地域で活躍する起業家をお招きし、実践的なワークショップを通じて、キャリア形成やビジネスの視点を学んでいます。

5月21日(水)から6月4日(水)までの期間、前回に引き続き株式会社イル様のご協力のもと、毎時間の授業でキャリアデザインに関する学習を行いました。

生徒たちは、自分の将来の夢や目標を“内的要因(自分でコントロールできること)”と“外的要因(環境や社会の影響)”に分解しながら考えることで、「なぜその夢を持ったのか」「どんなときにやりがいを感じるのか」といった自分自身の動機や価値観に気づくことができました。

このプロセスを通じて、生徒たちは「夢を持つこと」だけでなく、「夢に向かってどう行動するか」「自分にできることは何か」という視点を持つようになりました。

学習の締めくくりには、各グループの代表者が「これからの自分のストーリー」を描くワークを行いました。第2弾で構想した“30歳までのロードマップ”を軸に、「どんな困難が想定されるか」「それをどう乗り越えるか」を具体的に考えることで、より現実的で前向きなキャリアビジョンを描くことができました。

このワークでは、困難を「避けるもの」ではなく「乗り越えるべき成長の機会」として捉える視点が育まれました。

今回の一連のキャリアデザイン学習を通じて、生徒たちは「自分の未来は自分でつくるもの」という意識を高めることができました。社会の変化に柔軟に対応しながらも、自分の内的要因に目を向け、主体的に進路を選択していく力を育んでいます。

【活動の様子】

【株式会社イル(HP)】https://www.in-iru.com/company