未来を描くヒントを探して ― STATION AIでの学び(総合ビジネス科)

 科目「課題研究」の一部講座において、1年間の学習の総決算としてSTATION AI(名古屋市)を訪問しました。生徒たちは、創造性あふれる空間や起業家との対話を通して、卒業後のキャリアを考える貴重な機会を得ました。

■ 対話型セッションで“挑戦のリアル”を学ぶ

 入居者専用エリア3階のセントラルラウンジにて、2名の方(学生インターン・スタートアップ代表)と対話の時間を設定いただきました。箱いすを囲んだ車座形式によるアットホームな雰囲気の中で、生徒たちは起業家の考えや経験を間近で聞きながら、率直に質問を投げかける時間を過ごしました。

 学生インターンの方は、大学3年次に参加したSTAPS(起業家育成プログラム)が人生を変える大きな転機になったと語り、「熱量と行動力があれば人生は変わる」と強調されました。ご自身も行動を起こしたことで、一般的な大学生活では出会えない多様な人々とつながり、その出会いが自身の価値観を大きく揺さぶったといいます。行動には躊躇や不安もつきものだが、行動が新たな環境と出会いを呼び込み、その環境がまた自分を変えていく循環があることを、生徒たちに真摯に伝えてくださいました。

 続いてスタートアップ代表の方は、STATION AIに入居する理由として、異業種の人が隣り合って働くことで生まれる出会いの価値や、偶発的な会話が協働や事業につながる“混ざり合う空間”の魅力について触れていただきました。また、終盤には現在進行中のビジネスの“いま”についてお話しいただきました。進行中のプロジェクトで模索されている様子を率直に共有してくださり、生徒たちは授業だけでは得られない“働く現場の立体感”に触れる時間となりました。

■ 施設見学

 当日は、通常は入居者しか立ち入ることのできない専用エリアを特別に見学させていただきました。開放的なワークスペース、偶然の会話が生まれるカウンター席、少人数の議論が自然に始まるコラボレーションエリアなど、多様な機能が一体となった空間が広がっていました。

 そして、そうした場をそれぞれが自由に選び取りながら働く姿は、生徒たちに“働き方は一つではない”という気づきを与えました。集中して作業する人、隣り合った他企業のメンバーと自然に意見交換をする人など、働くスタイルが混ざり合い、互いに刺激し合う光景は、STATION AIならではの特徴として強く印象に残りました。

■ 思いがけない出会い

 帰りのエレベーターでは、愛知国際展示場(Aichi Sky Expo)のモルガン・ショドゥレール社長と偶然ご一緒しました。大変気さくに声を掛けてくださり、生徒たちにとって“世界で活躍するトップとの出会い”という忘れがたいひとときとなりました。

■ 今回の学びを、卒業後のキャリアへ

 今回の校外学習では、環境が人を成長させること、行動が新たな出会いと価値を生むこと、挑戦に飛び込むことの意義を実感する時間となりました。今回の貴重な体験を、卒業後の進路選択やキャリア形成の第一歩として生かしていくことを期待しています。

【校外学習の様子】